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from 曼荼羅紀行 2008/06/18


この作品=商品達が生まれ消費者のひとりひとりに手渡されるまでには沢山の人々が関わっている。その全ての人々が喜ぶことで初めてこのKのプロジェクトは成功する。ひとりでも苦しければ計画のすべては壊れてしまう。売り手に利益がなければ売る人がいなくなるだろうし、作り手が苦しめばもうつくってはくれない。これに関わる全員が喜ぶための多面的な設計を求められているのである。

「商品」は売買のシーンでの物の姿である。「作品」はつくるデザイナーのアトリエでの姿である。「道具」は市民がそれを用いるときの存在形式であり、「気配や環境」はそれが社会的な立場での意味である。
物は「作品」であり、「商品」であり、「道具」であり、「環境」でもある。Kを通じて物の多様な意味を身体で学んでいる。
by aknrkym | 2008-09-13 11:15


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