境界 世界を変える日本の空間術 p128〜

建築というのは、つまり内部と外部を分けるものである。
内部と外部のあいだに、ある境界を設けるものだ、
それは簡単なようでいて、とても難しい。
(中略)
内部と外部は、0と1のようにはっきり分かれるものではない。
むしろ、内部と外部の間には、0と1のあいだにある無数の分数、白と黒の間にある無数の色の階調が広がっているのだ。
(中略)
このぼんやりとしたグラデーションとしての境界を考えるときに、
切り分けることとつなぎ合わせることは、別々のものではないのかもしれない。
はなれていることとつながっていることは、別々のものではなく、
むしろ表裏一体で常に入れ替わっている。
さまざまなつながり具合、はなれ具合の領域が広がっている。

その時々によって刻々と変化する周囲の状況や人の動き、関係に応じて、
はなれていることとつながっていることとは入れ替わり変化していく。
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by aknrkym | 2010-06-12 04:57


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