売るための理屈を、そのままカッコよくレイアウトしちゃうんです。特に体質水や極生が代表だと思うんですけど、あれはもうデザイン自体が企画書なんですよね。
普通だったら企画書という売るための知恵があって、それをどう表現するのかというところで工夫したりするんだけど、そういう過程を抜きにして、売るための知恵をそのままスパーンとカッコよく世の中に提示する。
それが新しい。
もちろん、それは彼がものを売るとか動かすとかいうことをすごく意識的に深く考えてきた人だから、その基本があってそれを明快に表現するという技を身につけたんでしょう。
だから、若い人が基本を身につけないままに、ただ商品名をそのままカッコよく出せばいいのかというレベルで真似すると、なんにもならないだろうなという気がします。